基安発0428第3号「吸入性粉じんによる肺疾患の防止について」

基安発0428第1号「特定の吸入性有機粉じんによる肺疾患の防止について」

 

   平成29年4月28日付け厚生労働省の発表によると、国内の製造事業場において、複数の労働者に肺組織の繊維化、間質性肺炎、肺気腫、気胸等の肺疾患が発生している事案が明らかとなりました。

 医薬品や化粧品を製造する際の中間体として使用される架橋型アクリル酸系水溶性高分子化合物を主成分とする吸入性粉じんに日常的に高濃度でばく露し、多くが2年前後の短期間に肺疾患を発症していることが判明しました。

 厚生労働省では、肺組織の繊維化、間質性肺炎、肺気腫、気胸等の肺疾患が見られた場合は、所轄の労働局又は労働基準監督署への報告を呼び掛けています。