保護具着用管理責任者教育

　労働安全衛生規則等の一部を改正する省令（令和５年４月１日から順次施行）により、化学物質のリスクアセスメントを行い、その結果に基づく措置として労働者に保護具を使用させるときは、「保護具着用管理責任者」の選任が必要になりました。
　同責任者は、「保護具に関する知識及び経験を有すると認められる者」として、労働衛生コンサルタントや第一種衛生管理者、衛生工学衛生管理者、各作業主任者等の方から選任していただくほか、選任できないという場合には、通達で定めるカリキュラムによった「保護具着用管理責任者教育」を受講した方から選任しなければならないこととされています。

　また、「保護具に関する知識及び経験を有すると認められる者」として、同責任者の選任を受けた方についても、同教育を受講していただくことが望ましいとされました。
　本教育は、この「保護具着用管理責任者」の養成のための教育です。

　なお、これまで当連合会が実施してきました「マスクに係る保護具着用管理責任者の養成講習」を受けられている場合でも、今回の通達で科目、時間数が大きく改められ、明確にされたことから、本教育を新たに受講していただくことが必要となります。