労働安全衛生法に定める技能講習等の受講を希望する
外国人の方への対応について

茨城労働基準協会連合会及び各地区労働基準協会では、外国人の方の日本語能力に応じて、以下のような対応を行っております。

１　当会が行う２つの対応

①日本語理解力申告票と理解力区分に応じた受講準備等

テキストをはじめ講義は全て日本語で行うため、受講申請をいただく際に、外国籍の方は在留カードの写しと併せて「日本語理解力申告票」の作成と提出を、また、実際の受講時には日本語の理解力に応じた対応をお願いすることにしています。
詳しくは、下記「２　技能講習等を受講する場合の要件等」のとおりです。

②外国語による技能講習修了試験問題

茨城労働基準協会連合会及び各地区労働基準協会では、日本語の理解力が不十分な外国人の方が技能講習を受講したいという場合に、学科修了試験を母国語で受けられるよう外国語による技能講習修了試験問題を準備しています。
詳しくは、下記「３　外国語による技能講習修了試験問題（有料）」のとおりです。

２　技能講習等を受講する場合の要件等

受講を希望する労働基準協会にご相談の上、お申し込みください。

①日本語理解力申告票の作成と提出

受講いただく場合には、少なくとも、日本語の日常会話や文章をある程度理解できることが必要となります。
そこで、この要件を点検して確認していただく、そして、受講に向けた準備をしていただくために、「日本語理解力申告票」を作成し、受講申込書に添付していただくことといたしました。
同申告票には理解力区分に応じた受講条件を設けています。受講に際しては、この受講条件を必ずご確認ください。
※申告内容に虚偽ないしは実際との不一致が確認されたときは、講習は継続できません。
例：通訳者の配置が必要な理解力であるにもかかわらず、不要な場合として申告した等
なお、講習初日の開講前に、申告内容の確認のため簡単なヒアリングを行わさせていただくことがあります。
「日本語理解力申告票」は下記ボタンからダウンロードしてお使いください。

②講義で使用するテキスト又は補助教材を使っての予習

講義及びテキストは従来どおり全て日本語のため、事前に講義で使用するテキストを購入いただくか、補助教材を使用して充分な予習をお願いいたします。
講義で使用するテキストの外国語版はございませんが、異なるテキストを翻訳したものが厚生労働省より「技能講習補助教材」として提供されています。（厚生労働省　技能講習補助教材　で検索していただくと無料でダウンロードできますので印刷等してご利用ください。）
当該厚生労働省ホームページの補助テキストと実務用語集の２種類の補助教材を使用することで予習がスムーズになると思います。
印刷が難しい等の場合は、有料とはなりますが当連合会でご用意することも可能です。
なお、補助教材として提供されているのは、一部の技能講習のみとなりますので、補助教材が用意されていない講習についてはテキストを使用して予習をお願いいたします。
また、各地区労働基準協会を除き、当連合会が開催する講習では、日本語修了試験問題の読み上げサービスを行っています。
詳しくは、下記のサービス料金表をご参照ください。

③通訳者の配置

通訳者の配置が条件とはならない日本語理解力区分で申告されている場合でも、実技受講時には注意と集中が強く求められることから、可能な限り通訳者を配置することをおすすめいたします。
また、通訳者の方も、通訳をいただくに当たっては、専門用語の下調べや予習に努めていただけるようお願いいたします。

３　外国語による技能講習修了試験問題（有料）

学科修了試験を母国語で受けられるよう以下の外国語による技能講習修了試験問題を有料でご用意しております。
（現在、外国語に対応しているのは以下の技能講習のみとなります。）
ご希望の方は、受講申請の際に「〇〇語の修了試験を希望」とお申し出ください。
なお、全ての技能講習で対応している「ふりがな付き修了試験問題」については無料となります。